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2026-08-17

ディレクトリマップ・サイトマップ・IA設計書の違いと使い分け【制作現場の混乱を解消】

Web制作の現場では「ディレクトリマップ」「サイトマップ」「IA設計書(情報アーキテクチャ設計書)」という3つのドキュメントが混在しがちです。それぞれ目的・作成タイミング・担当者が異なるにもかかわらず、同じものとして扱われたり、どれを作ればよいか迷うことがあります。この記事で違いを整理し、プロジェクトフェーズごとの使い分けを明確にします。

ディレクトリマップとは

ディレクトリマップは、サイトに実際に存在するURL(またはこれから作るURL)を階層構造で一覧化したドキュメントです。主に制作・開発・運用フェーズで使われ、URL設計の確認・クライアント報告・リダイレクト管理などに活用されます。StructreeのようなツールでサイトをクロールしてExcel出力すれば、既存サイトのディレクトリマップを即座に生成できます。

サイトマップとは

サイトマップには2種類あります。①HTMLサイトマップはユーザー向けのページ一覧ページです。②XMLサイトマップはGoogleなどの検索エンジン向けのURLリストファイル(sitemap.xml)です。どちらもサイト内のURL一覧という点でディレクトリマップと混同されますが、XMLサイトマップはSEOのためにクローラーへURLを伝えるためのファイルであり、階層構造の管理には使いません。

IA設計書(情報アーキテクチャ設計書)とは

IA設計書は、ユーザーがどのようにサイトを回遊するかを設計するドキュメントです。ページ階層だけでなく、ナビゲーション設計・ラベリング(メニュー名)・コンテンツの優先順位・ユーザーの動線(ユーザーフロー)を含みます。主に企画・要件定義フェーズでUXデザイナーやWebディレクターが作成します。ディレクトリマップがURLの「在り処」を示すのに対し、IA設計書はユーザーの「体験の流れ」を設計します。

3つのドキュメントの比較表

  • ディレクトリマップ — URL一覧・階層構造 / 制作・運用 / ディレクター・SEO担当
  • XMLサイトマップ — クローラー向けURLリスト / 公開後・更新時 / 開発者・SEO担当
  • IA設計書 — ナビゲーション・動線設計 / 企画・要件定義 / UXデザイナー・ディレクター

プロジェクトフェーズ別の使い分け

  • 企画・要件定義 — IA設計書を作成してコンテンツ構造・ナビゲーションを設計する
  • 制作・開発 — IA設計書をもとにディレクトリマップを作成し、URLを確定させる
  • 公開前テスト — ディレクトリマップと照らし合わせて全ページの存在確認・404チェックを行う
  • 公開 — XMLサイトマップをGoogle Search Consoleに送信しクロールを促す
  • 運用・改善 — Structreeでサイトをクロールしてディレクトリマップを最新化し、コンテンツ棚卸しに使う

どれを作るべきか迷ったときの判断フロー

「サイトの全URLを一覧で把握したい」→ ディレクトリマップ。「Googleにインデックスしてほしいページを伝えたい」→ XMLサイトマップ。「ユーザーがどう回遊するか設計したい」→ IA設計書。この3つを明確に区別することで、制作メンバー間のコミュニケーションが格段にスムーズになります。

混乱を防ぐためのドキュメント管理チェックリスト

  • □ 社内でディレクトリマップ・サイトマップ・IA設計書の定義を統一する
  • □ 各ドキュメントの用途・作成タイミング・担当者を明記したガイドラインを用意する
  • □ ディレクトリマップはStructreeなどのツールで最新状態を維持する
  • □ XMLサイトマップは公開・更新のたびにSearch Consoleで送信状況を確認する
  • □ IA設計書は要件定義後に必ずクライアントとレビューしてから制作に進む

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