ディレクトリマップをExcelで管理するとき、列の設計が作業効率を大きく左右します。必要な情報が欠けていると報告や分析に使えず、逆に列が多すぎると管理が煩雑になります。この記事では、制作・運用現場で使えるExcelテンプレートの列設計と、日本語URLで発生する文字化け問題の解決方法を解説します。
ディレクトリマップExcelの基本列構成
最初から完璧な列を用意しようとせず、まず最低限必要な列だけで始め、用途に応じて追加するのがおすすめです。以下が基本の列構成です。
- A列: 階層(深度)— 数値で記載。1=トップ、2=第2階層 など
- B列: URL(フルパス)— https://から始まる絶対URLで記載
- C列: スラッグ — URLの末尾パス部分のみ抜き出し(例: /blog/article-01 なら article-01)
- D列: ページタイトル — titleタグの内容
- E列: ページ種別 — トップ / カテゴリ / 詳細 / ランディングページ など
- F列: ステータス — 公開中 / 非公開 / 404 / リダイレクト
- G列: HTTPステータスコード — 200 / 301 / 404 など数値で記載
- H列: 最終更新日 — YYYY-MM-DD形式で統一
- I列: 備考 — 担当者メモ・対応状況
階層をExcelで視覚化する方法
Excelで階層構造を表現するには、インデント(セルの字下げ)か、階層別の列分割(A列=第1層URL、B列=第2層URL)の2パターンがあります。インデントは見た目がわかりやすいが検索・フィルタが効きにくいため、階層を数値(深度列)で持たせたうえでインデントを付けるのがおすすめです。条件付き書式で深度に応じて背景色を変えると視認性が上がります。
日本語URLの文字化け対策
Excelで日本語URLをコピー&ペーストすると、「%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%82%B8」のようなパーセントエンコードされた状態で貼り付けられることがあります。これは表示上の問題で、実際のページURLとは異なり、クライアントが確認できない状態になります。Structreeでは日本語URLをデコードした状態でExportするため、文字化けなしで一覧を作成できます。
- 手動対策: ExcelのDECODEURL関数またはPower Queryで日本語デコード
- ツール対策: Structreeのエクスポート機能を使えば日本語URLがそのまま出力される
- ルール化: テンプレート内に「日本語URLはデコードして記載」と明記しておく
日本語URL対応のExcelエクスポート機能搭載。文字化けなしでディレクトリマップを作成できます。
Structreeを無料で試す用途別の列追加オプション
基本列に加え、用途に応じて以下の列を追加すると、より実用的なディレクトリマップになります。
- SEO用途: noindex有無 / 正規URL(canonical)/ 内部リンク数 / 検索クリック数
- リニューアル用途: 新URL / リダイレクト種別(301/302)/ 対応状況
- コンテンツ棚卸し用途: 月間セッション数 / 平均順位 / 判定(削除/統合/リライト/維持)
- クライアント報告用途: 担当者 / 制作完了日 / 確認状況(クライアント確認済み/未確認)
Excelテンプレート運用のベストプラクティス
- ファイル名にバージョン番号と日付を付ける(例: directory-map_v2_20260806.xlsx)
- シート1を「最新版」、シート2を「変更履歴」として履歴管理する
- フィルタ機能を常に有効にし、ステータス・種別での絞り込みをすぐできる状態にする
- 列幅・フォントサイズ・ヘッダー色をテンプレートとして保存し、プロジェクト間で使い回す
Excelテンプレート作成チェックリスト
- □ URLは絶対パス(https://から始まる)で統一する
- □ 階層(深度)を数値列で管理し、インデントや色で視覚化する
- □ 日本語URLはデコードした状態で記載し、文字化けがないか確認する
- □ ステータスコード列を設けて200/301/404を数値で記録する
- □ フィルタを設定してステータス・種別で絞り込みできるようにする
- □ テンプレートファイルをプロジェクト開始時に必ず準備する